新入社員の沼口です!
みなさん初めまして!新入社員の沼口です!新入社員といってももう少しで2年になるんですけどねw
転職してからはや2年、あっという間でしたw今回のブログでは自分が初めて現場代理人として入った現場の高圧ケーブル端末処理の工事について書いていこうと思います!
そもそもなぜ高圧ケーブルはなぜ端末処理をしなければならないのか!
一般的な低圧用のケーブルとは違い、高圧ケーブルは中心から導体・架橋ポリエチレン・半導電テープ・銅遮蔽テープ・ビニル外装という構造になっています。 このため、電気を通すためには周囲のテープや絶縁物を除去して導体を露出させなければなりません。 その際、半導電テープ・銅遮蔽テープを規定の長さ分除去したままで、導体を接続し絶縁テープを巻いただけですと、導体と半導電テープ・銅遮蔽テープ(銅テープは接地します。)の間に電界の偏りが起き、絶縁破壊の原因となります。 そのため、電界の偏りを緩和させる意味で、特殊な電界緩和材を混入させたストレスコーンと呼ばれる筒状のものを挿入し、電界の偏りを平準化させています。
高圧ケーブルって大きい電圧が流せる分、手間がかかるんですよね(-_-;)
では、実際の施工写真を交えて施工方法を書いていこうと思います!
最初に色相テープを巻きます!
次に被覆を剥いてきます!こちら色相テープから30mmのところまで剥きます!
そしたら中にある遮蔽銅と外部半導電層を10mmと25mmの寸法で残します!
ケーブル先端から外部半導電層側へ拭き取ります。
ベンジンがいい匂いするので拭いてからしばらくは柑橘系のさわやかな香りがしますw
そして遮蔽銅に接地版と防水パテを取り付けます!
なんやかんやで電解緩和テープをまいて・・・
最後にカバーかぶせて、締付バンドを取り付ければ完成です!この時注意しなければならないのがバンドの締付位置です!さきほど取り付けた接地板と90度以上離隔を取って取り付けます!
この作業、簡単そうに見えて大変なんですよね。。。職人さんの緊張感が自分にも伝わってきました(;^ω^)
このあと絶縁耐力試験も無事合格して受電を迎えることができました!
工場内の照明が全部ついたときの感動は今でも忘れられないぐらい感動しました(´;ω;`)
自分が頑張った仕事が、地図に残るってやっぱいいですよねw
今回のブログはこれで終わります!これからは協和電子の若手社員でどんどん更新していきますので是非お楽しみに!
ではみなさんご安全に!